やぶ【藪】

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数え方(読み方)・単位

一むら(ひとむら)、一つ(ひとつ)

解説

「むら」は茂みを数える語です。

意味

①草木・竹などが手入れもされず乱雑に生い茂っている所。おどろ。
*新撰字鏡〔898〜901頃〕「藪 潤也 沢也 也夫 又於止呂」
*古今和歌集〔905〜914〕雑上・八七〇「日の光やぶしわかねば礒神(いそのかみ)ふりにしさとに花もさきけり〈布留今道〉」
*青表紙一本源氏物語〔1001〜14頃〕松風「このとしごろらうずる人もものし給はず、あやしきやぶになりてはべれば」
*俳諧・野ざらし紀行〔1685〜86頃〕「秋風や藪も畠も不破の関」
*小学入門(甲号)〔1874〕〈民間版〉「春の日は林に花開き秋の夕は叢(ヤブ)に虫鳴く」
*藪の中〔1921〕〈芥川龍之介〉「山陰の藪(ヤブ)の中に、あの死骸があったのでございます」
 
②特に、竹の生え茂っている所。竹藪。竹林。
*東寺百合文書‐を・明応四年〔1495〕一一月二八日・山城上久世庄下司職相伝文書案(大日本古文書六・二)「山城国上久世庄藪五段、此内屋敷在之」
*虎明本狂言・酢薑〔室町末〜近世初〕「あの藪は見事なから竹ではなひか」
*浄瑠璃・心中天の網島〔1720〕中「子をすつる、やぶにふうふのふたまただけ」

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