やぐら【櫓】

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数え方(読み方)・単位

一基(いっき)

解説

助数詞・単位の「基(き)」は、台や塔、堤 (つつみ) などの建造物を数えます。

意味

(矢を納める倉の意から)
 
①武器を納めておく倉。つわものぐら。兵庫。
*日本書紀〔720〕大化元年八月(北野本訓)「兵庫(やクラ)を起造(つく)りて、国郡の刀(たち)甲(よろひ)弓矢を収め聚め」
*風俗歌〔9C前〜11C中か〕陸奥風俗「陸奥の 也久良(ヤグラ)は幾つ 数(よ)まずとも 我こそ言はめ 八十あまり八つ」
 
②城壁などの上に造った建物で、諸方を展望して偵察したり、矢や弾丸を発射して防戦の用としたりしたもの。

*大智度論天安二年点〔858〕九七「楼櫓(ヤクラ)」
*十巻本和名類聚抄〔934頃〕三「櫓 唐韻云櫓〈音魯内典云却敵楼 櫓 夜久良 舟具作〉城上所守禦楼也」
*園太暦‐貞和四年〔1348〕二月三日「吉野悉没落、全分無〓人、矢倉少々相残」
*説経節・さんせう太夫(与七郎正本)〔1640頃〕中「太夫は正月十六日のこと成に、おもてのやぐらに、とをめをつかふていたりしが」
 
③材木や鉄材などを組み合わせて高く造った構築物。祭礼・盆踊りで、太鼓や笛を演奏したり、歌をうたったりする構造物など。「火の見櫓」

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