やじり【鏃/矢尻】

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数え方(読み方)・単位

一個(いっこ)、一本(いっぽん)

解説

矢の先端につけ、射当てたとき突き刺さる部分のことで、「個」「本」で数えます。

意味

①矢の先端についていて、対象物に突き刺さる部分。縄文時代以来用いられ、材質により石鏃、骨鏃、鉄鏃、銅鏃、竹鏃という。形態上からは、尖根(とがりね)、平根(ひらね)、三角鏃などがみられる。やさき。矢の根。矢の実。
*享和本新撰字鏡〔898〜901頃〕「茎也 也佐支又也志利」
*色葉字類抄〔1177〜81〕「鏑 ヤサキ ヤシリ。 同。鏃 同」
*保元物語〔1220頃か〕中・白河殿へ義朝夜討ちに寄せらるる事「則弓手の方へ真倒に落れば、矢尻は鞍にとどまて、馬は河原へはせ行ば」
*尋常小学読本〔1887〕〈文部省〉六「将士四十三人の名を、やじりもて、如意輪堂のかべに書し」
 
②矢を射る技量。
*浄瑠璃・曾我虎が磨〔1711頃〕下「これは翔け鳥同前也、小藤太が矢じりの細かさ、これ見給へ」

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