やきもの【焼き物】

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数え方(読み方)・単位

一個(いっこ)、一枚(いちまい)、一点(いってん)

解説

茶碗 (ちゃわん) ・湯のみ・鉢・壺 (つぼ) 類は「個」、平皿は「枚」で数えます。作品として焼き物を扱う場合は「点」で数えます。

意味

①火の上で焼いて作った料理の総称。特に、日本料理の献立では、魚を焼いたものをいう。

*今昔物語集〔1120頃か〕三〇・一二「鹿の鳴ければ〈略〉煎(いり)物にても甘(むま)し、焼物にても美(むま)き奴ぞかし」
*和泉往来〔平安末〕一〇月「昆布 炙物(ヤキモノ)蒸物煎物」
*鹿苑日録‐文祿三年〔1594〕七月一四日「晩来信良来也。益侍者焼物二貝携来。侑盞也」
*浮世草子・傾城色三味線〔1701〕大坂・三「鮒の焼(ヤキ)物引っかかゑて、うつくしい口をあるほどあいて、あたまからかぶらるるは」
*二篇おどけむりもんどう〔1818〜30頃か〕「いりざかなでも焼物とはいかに、煮(た)きしものを芹やきといふがごとし」
 
②陶器・磁器・土器など、土や石の粉末を焼いて作ったものの総称。
*浄瑠璃・冥途の飛脚〔1711頃〕上「有がたや此櫛箱にやき物のびん水入」
*滑稽本・浮世風呂〔1809〜13〕前・上「竹でこしらえたる持あそびの手桶と、やきもののかめの子をもたせて、なまのろいくちびゃうし」
*日本読本〔1887〕〈新保磐次〉四「陶器を作る所多けれども、尾張の国の瀬戸村にて古より多く作り出す故に、焼き物を皆瀬戸物とは云ふなり」
*坊っちゃん〔1906〕〈夏目漱石〉九「あとで聞いて見たら、瀬戸で出来る焼物だから、瀬戸と云ふのださうだ」

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