やま【山】

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数え方(読み方)・単位

一座 (いちざ) 、一峰 (いちほう) 、一山 (いちさん) 、一山 (ひとやま) 、一岳 (いちがく)

解説

高い山を数える場合は「座」、景勝地や登山地として有名な山は「山 (さん) 」「岳」「峰 (ほう) 」で数えます。例:「世界7峰に登頂」

また、大変な事態を乗り越えることをたとえて「ひと山 (やま) 越える」といいます。

登山の路程の10分の1を「合 (ごう) 」で、100分の1を「勺 (しゃく) 」で数えます。
⇒おか(丘)

意味

①火山作用、浸食作用、造山作用によって地表にいちじるしく突起した部分。高くそびえたつ地形。また、それの多く集まっている地帯。山岳。日本では古来、神が住む神聖な地域とされ、信仰の対象とされたり、仏道などの修行の場とされたりもした。

*古事記〔712〕中・歌謡「命の 全けむ人は 畳薦(たたみこも) 平群の夜麻(ヤマ)の 熊白檮(くまかし)が葉を 髻華(うず)に挿(さ)せ その子」
*万葉集〔8C後〕一・一七「つばらにも 見つつ行かむを しばしばも 見さけむ八万(やマ)を 心なく 雲の 隠さふべしや〈額田王〉」
*竹取物語〔9C末〜10C初〕「海の上にただよへるやま、いと大きにてあり。その山のさま、高くうるはし」
*源氏物語〔1001〜14頃〕東屋「深き山の本意は、みさをになん、侍るべきを」
*新古今和歌集〔1205〕春上・三「山ふかみ春ともしらぬ松の戸に絶々かかる雪の玉水〈式子内親王〉」
 
②特に植林地、伐採地としての山林。種々の産物を得たり、狩猟したりするための山林。

*万葉集〔8C後〕四・七七九「板葺の黒木の屋根は山(やま)近し明日の日取りて持ちてまゐ来む〈大伴家持〉」
*天草本伊曾保物語〔1593〕鹿の事「ヒトノ クル ヲトガ スルニ ヨッテ、アワテ サワイデyamani (ヤマニ) イッタガ」
*随筆・北越雪譜〔1836〜42〕初・下「飯士山に続く東に、阿彌陀峯とて樵する山あり。村々持分(ぶん)の定あり」
*俚謡・漆掻唄‐福井(日本民謡集所収)「漆掻きさん山しもたやら 笠を手にもち暇乞い」
*家〔1910〜11〕〈島崎藤村〉上・三「峠の爺を頼んで連れて来て貰ふたって、お金でせう。何度にか山や林を売りました」

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