やな【梁/簗】

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数え方(読み方)・単位

一枚 (いちまい) 、一つ(ひとつ)、一箇所 (いっかしょ)

解説

川魚を捕るための仕掛けのことで、「枚」で数えます。仕掛けた場所は「つ」「箇所」で数えます。

意味

川の瀬に杭を打ち並べて水をせきとめ、一か所だけをあけて簀(す)を張り、川を上り下りする魚をそこに受けて取る仕掛け。また、そこでとれた魚。やい。《季・夏》
 
*日本書紀〔720〕神武即位前「亦梁を作(う)ちて取魚(すなどり)する者有り〈梁 此をば揶奈(ヤナ)と云ふ〉」
*十巻本和名類聚抄〔934頃〕五「魚梁 毛詩注云梁〈音良 夜奈〉魚梁也 唐韵云籍〈士角反 漢語抄云夜奈須〉取魚箔也」
*名語記〔1275〕五「魚とらむとて、河のうへに、木をならべて、けた、うつばりのやうなるかまへしたるを、やなとなづく。如何。答、やなは、簗とかけり」
*弁内侍日記〔1278頃〕建長元年四月七日「かつら川をわたりしにみなかみのかたに、やなといふものに、水のたぎりておつる音のきこえ侍しかば」
*至宝抄(寛永一一年本)〔1634〕「中のなつ〈略〉一 やな」

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