やしき【屋敷】

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数え方(読み方)・単位

一軒 (いっけん) 、一邸 (いってい)

解説

家の大きさを強調する場合は「邸」で数えることがあります。

意味

①家屋を建てるべき地所。また、そこを含む地域。屋敷地。宅地。

*東寺百合文書‐ヰ・延久三年〔1071〕六月二五日・大掾秦辰解案(平安遺文三・一〇五九)「右件畠、為先祖相伝領地屋敷也」
*米沢本沙石集〔1283〕七・四「屋敷(ヤシキ)一所乞てとらせばや」
*両足院本周易抄〔1477〕六「そこつにて屋しきになるまい処をくれられたぞ」
*虎明本狂言・武悪〔室町末〜近世初〕「あなたにひろひろとした屋敷をとっておかせられてござるほどに」
 
②家の建っているひと区切りの地。また、その中にある田畑や家屋。

*源平盛衰記〔14C前〕一〇・丹波少将上洛事「屋敷(ヤシキ)は昔に替らねども」
*多聞院日記‐天正一〇年〔1582〕二月二日「大門の御新造の屋敷の地子、辰年分〈略〉被遣了」
*天理本狂言・神鳴〔室町末〜近世初〕「ぶるいけんぞくを引つれて、そちのやしきへ、一度におちて、大勢お礼申さう」
*地方凡例録〔1794〕三「屋敷は大方上畑並の物なれども、むらに寄上畠より一段高く、上畑二百五十文なれば、屋敷は二百七八十文位の所も有〓之」
*日本読本〔1887〕〈新保磐次〉四「清潔にして且広大なる屋敷きなり。廻りには石垣あり、板屏あり」
 
③「ぶけやしき(武家屋敷)」の略。御屋敷。

*東武実録〔1684〕五・元和五年五月一五日「屋敷之内に、町人并無主置候事堅停止に候」
*俳諧・俳林一字幽蘭集〔1692〕中「かぞへ来ぬ屋敷々々の梅やなぎ〈芭蕉〉」

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