数え方(読み方)・単位
一艇 (いってい) 、一艘 (いっそう) 、一隻 (いっせき) 、一杯 (いっぱい)
解説
ヨットは小舟を意味する「艇」で数えますが、「艘」「隻 (せき) 」でも数えます。競技用ヨットは「杯」で数えます。「ヨット6杯でレースの優勝を争う」
⇒ふね(船)
意味
主に娯楽の目的に用いられるスポーツ用の舟艇。通常は、帆で走るセーリング‐ヨットをさすが、発動機をつけたものもいう。《季・夏》
*冷笑〔1909〜10〕〈永井荷風〉一「米国の婦人が帆船(ヨット)の競漕をしたり、野球の試合をするのを見ても決して驚かない」
*彼岸過迄〔1912〕〈夏目漱石〉須永の話・二一「市さんヨットに乗って其所いらを遊んで歩くのも面白いだらうね」
*南窗集〔1932〕〈三好達治〉土「蟻が 蝶の羽をひいて行く ああ ヨットのやうだ」