よこぶえ【横笛】

《スポンサードリンク》
 

数え方(読み方)・単位

一本(いっぽん)、一管 (いっかん)

解説

「管 (かん) 」は、くだ状の楽器(笛・笙 (しょう) など)を数える語です。
⇒がっき(楽器)

意味

①横にかまえて吹く笛の総称。
*名語記〔1275〕五「横笛をふえとなづく、如何。答、ふえは笛也」
*雑俳・口よせ草〔1736〕「右の肘下がり横笛喰ふやふな」
*世間知らず〔1912〕〈武者小路実篤〉五「私は横笛の真似が上手ですって」
 
②特に、雅楽の唐楽に用いる笛の一種。首端を横にして吹くもので、歌口のほかに七孔あり、長さ一尺三寸二分八厘(約四〇センチメートル)。催馬楽や朗詠などの伴奏楽器としても用いる。龍笛(りゅうてき)。おうてき。
*十巻本和名類聚抄〔934頃〕六「横笛 律書楽図云横笛〈音敵 与古不江〉本出於羌也 漢張騫使西域首伝一曲李延年造新声二十八曲」
*宇津保物語〔970〜999頃〕蔵開上「かうて御あそびし給ふ。〈略〉兵部卿の宮さうのふえ、中納言のよこふえ、権中納言大ひちりきと合せてあそばす」
*源氏物語〔1001〜14頃〕絵合「さらぬ事の中には琴ひかせ給ふ事なん一の才(ざえ)にて、つぎにはよこふえ、琵琶、箏の琴をなむ、つぎつぎにならひ給へる」
*徒然草〔1331頃〕二一九「横笛の五の穴は、聊かいぶかしき所の侍るかと、ひそかにこれを存ず」

《スポンサードリンク》
 



数え方人気 [TOP50]ビジネス文書数え方
季節用語の数え方名数一覧(1~100)