ようじ【楊枝/楊子】

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数え方(読み方)・単位

一本(いっぽん)

解説

意味

①楊(やなぎ)の枝。呪物(じゅぶつ)として、病気を治したり、人に害を与えたりするためのまじないに用いた。
*霊異記〔810〜824〕上・二六「毎に病者に咒して奇異有り、楊枝を取りに枝に上る時、錫杖を錫杖に立つ」
*栄花物語〔1028〜92頃〕後悔の大将「御前の御座の下などを御覧ぜば、やうじにてなん置きたると見え侍つる也」
 
②歯の垢を取り除き、清潔にするための道具。もとは仏家の具で、比丘の十八物の一つに数える。インドで小枝の先をかんで細かいすじのようにして使用したところからおこり、その後は主として楊柳の材の先端をたたいて総(ふさ)のようにしたものをいう。ふさ楊枝。
 
*竹むきが記〔1349〕上「黒塗の御半挿、盥、頭中将持ちて参る。御やうじ、御たなごい〈略〉高坏に据ゆ」
*評判記・難波のは伊勢の白粉〔1683頃〕二「松玉や歯なみつくろふ楊枝の上に」
 
③歯の間にはさまったものを取り去ったり、食物を刺したりするのに用いる、先端をけずってとがらせた細く短い木の棒。つま楊枝。小楊枝。

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