ゆかた【浴衣】

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数え方(読み方)・単位

一枚 (いちまい) 、一着 (いっちゃく)

解説

広く「着物(きもの)」について、羽織・袴 (はかま) ・浴衣 (ゆかた) ・襦袢 (じゅばん) ・袷 (あわせ) ・重 (かさ) ねなど、着物類はもっぱら「枚」で数えます。「着」でも数えますが、一揃 (ひとそろ) いの衣装や装束をまとめて数える場合に用います。
⇒きもの(着物)

意味

①「ゆかたびら(湯帷子)」に同じ。

*奉公覚悟之事〔15C中〜後〕「湯かたびらを、ゆかたとは云まじき」
*日葡辞書〔1603〜04〕「ユカタビラ。または、Yukata (ユカタ)〈訳〉後者は音韻脱落。体を湯で洗った時、自分で体を拭くためのカタビラ」
*仮名草子・都風俗鑑〔1681〕一「行水などとあるときは、かぶろ湯堅(ユカタ)をかまゆれば」
*滑稽本・浮世風呂〔1809〜13〕前・上「七十ばかりのいんきょ、〈略〉十二三のでっちに、ゆかたをもたせてつゑにすがり」
 
②①から転じて、木綿の中形染(ちゅうがたぞめ)の夏の単物(ひとえもの)のこと。《季・夏》

*俳諧・鷹筑波集〔1638〕四「山にも物をほしやしぬらん ゆかたをもかくるさほ鹿声はして〈勝貞〉」
*浮世草子・好色二代男〔1684〕四・三「内より拵へぬ四季の衣装も、正月には上着弐つ、下着二つ、〈略〉七月に帷子弐つ、明衣(ユカタ)壱つ、九月に着物壱つ」
*俳諧・奥の細道〔1693〜94頃〕草加「紙子一衣は夜の防ぎ、ゆかた・雨具・墨・筆のたぐひ、あるはさりがたき餞などしたるは、さすがに打捨がたくて」
*茂吉の方法〔1952〕〈臼井吉見〉「痛々しいほど痩せさらばえているのに、〈略〉浴衣(ユカタ)を双肌(もろはだ)ぬぎにして」

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