ゆみ【弓】

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数え方(読み方)・単位

一挺 (いっちょう) 、一丁(いっちょう)、一本(いっぽん)、一張り (ひとはり) 、一張 (いっちょう)

解説

「挺(丁)」は手に持って使う刃物類や、用具・武器を数える語です。「張り」「張」は弦などを張って使う用具を数える語です。弓と矢の揃 (そろ) いで「一具 (いちぐ) 」といいます。
⇒や(矢)

意味

攻撃具の一つ。矢をつがえて射るもの。弓幹(ゆがら)と弦(つる)とから成る。弓幹は弾力のある梓(あずさ)・檀(まゆみ)・槻(つき)・櫨(はじ)などを削って作り、それをたわめて弦を張った。平安末からは木弓に竹を合わせて貼った伏竹(ふせだけ)の弓を生じ、上に籐や糸を巻いた。製法によって重籐(しげどう)・側白木(そばじらき)・塗籠籐(ぬりごめどう)などの種類がある。木弓の長さはまちまちで、概して長いが伏竹の弓は七尺五寸(約二・五メートル)を普通とした。上端を末弭(うらはず)・下端を本弭(もとはず)といい、ともに弦輪をうける所である。弓幹をたわめて弦を懸けるのに要する人数によって、三人張の弓、五人張の弓といって弓の強さを示す名とされる。
 
*正倉院文書‐天平六年〔734〕一二月二四日・尾張国正税帳(寧楽遺文)「弓肆拾張料稲陸束」
*万葉集〔8C後〕一四・三五六八「後れ居て恋ひば苦しも朝狩の君が由美(ユミ)にもならましものを〈防人の妻〉」
*保元物語〔1220頃か〕上・新院御所各門門固めの事「三尺五寸の太刀に、熊の皮の尻ざや入、五人張の弓、長さ八尺五寸にて」

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