数え方の単位にはたくさんの種類があり、どれを使ったらいいかわからないということもあるでしょう。まずは使い方の「基本中の基本」をマスターしましょう。
▶︎植物の数え方
- 樹木・・・本(ほん)、株(かぶ)
「株」と数えるのは、苗木など根のついた植木です。特殊な数え方としては「樹(じゅ)」「木(ぼく)」があります。 - 枝・・・本(ほん)、枝(えだ)
- 葉・・・枚(まい)、葉(よう)、本(ほん)
「本」と数えるのは、松の葉のように細長いものです。 - 花・・・輪(りん)、枚(まい)、片(へん)、叢(むら)、朶(だ)
切り花は、「1本」「1束」「1把」と数えます。
鉢に入った花は「1鉢」と数えます。 - 草・・・本(ほん)、叢(むら)
クローバーなど一箇所にかたまっている草は「叢(むら)」で数えます。
特殊な数え方としては「茎(けい)」があります。 - 球根・・・玉(たま)、球(きゅう)、個(こ)
- 種・・・顆(か)、粒(つぶ)、個(こ)
- 海藻・水草・・・本(ほん)、株(かぶ)、筋(すじ)、房(ふさ)
▶︎乗り物の数え方
- 電車・・・台(だい)、両(りょう)、本(ほん)
電車全体、一つひとつの車両は、1台・1両など2種類の数え方があります。また車両を編成した列車の場合は「両(りょう)」を使います。 - 飛行機・・・機(き)
場合によっては「台」を使うことがあります。また飛行船などは「隻」を使うこともあります。 - 船(大型)・・・隻(せき)
貨物船、石油タンカー、潜水艦などを数えるときに使います。船体が膨らんでいるタンカーやヨットは「杯」とも数えます。 - 船(小型)・・・艘(そう)、艇(てい)
ボート、ヨットなどを数えるときに使います。
▶︎建物の数え方
- 建物一般・・・棟(とう・むね)
住宅、アパート、倉庫、工場などを数えるときに使います。 - 住宅・・・戸(こ)、軒(けん)、棟(とう・むね)
「住宅3戸を新築する」「通りに家が2棟並んでいる」と使います。 - 商店・・・軒(けん)、店(てん)、店舗(てんぽ)
「洋品店2軒の売場を見て買い物をする」などと使います。 - 部屋・・・間(ま)、室(しつ)、部屋(へや)、畳(じょう)
部屋が2部屋と、ダイニング・キッチンがある間取りなら「2DK」、1部屋しかない場合は「ワンルーム」とも言います。
▶︎事柄・物件の数え方
- 問い合わせ、注文の申し込みや電話、メールの回数・・・件(けん)
会議での議題、交通事故や交通違反などを数えるときにも使います。電話の回数は「回」「本」、メールの回数は「回」「通」でも数えます。