【3】二十四節気の意味と数え方

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月の満ち欠けをもとにつくられた太陰暦と太陰太陽暦は、実際の季節とのずれが出てきます。季節の移り変わりに合わせ、農作業や行事の目安となるものが考え出されました。

 

1.  二十四節気(にじゅうしせっき)は季節の目安

二十四節気は、季節を知る目安のひとつです。
月の満ち欠けを1ヶ月の基準とする太陰暦、月の満ち欠けと太陽の位置をもとにした太陽太陰暦は、現在私たちが使っている太陽暦の1年とくらべると、日づけと実際の季節とが少しずつずれていってしまいます。とくに農作業では、このずれが大きな問題となりました。そこで、古代中国で太陰太陽暦が使われていた時代に太陽の動きをもとにして、季節を知る目安が考え出されました。

 

2. 飛鳥時代に本に伝わる

まず太陽がもっとも低い位置にある日、もっとも高い位置にある日、その中間の高さになる日を最初の目安と決め、それぞれを「冬至」「夏至」「春分」「秋分」としました。次に、その中間の日を、春のはじまりの「立春」、夏のはじまりの「立夏」、秋のはじまりの「立秋」、冬のはじまりの「立冬」としたのです。さらに、その間を3等分して二つの目安の日を決め、それぞれ季節をあわらす名前をつけました。これが「二十四節気」です。
日本には飛鳥時代に太陽太陰暦とともに伝わりました。二十四節気の日付は太陽の位置によって決まっているため、年によって数日ずれることもあります。

※二十四節気の表

 


▶︎暦 (こよみ) の読み方と一年の数え方

【1】暦の意味と伝来
【2】暦のしくみと歴史
【3】二十四節気の意味と数え方
【4】五節句・雑節の意味と数え方

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