卓球のスコア【Table Tennis Scores】

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卓球のスコア【Table Tennis Scores】

*はじめに

卓球は室内でできる球技で、温泉卓球など行楽の場面でプレイした人も多いでしょう。

また、先のリオ・デ・ジャネイロ五輪では、水谷選手や福原選手らの活躍に熱くなっなってしまった人も多いのではないでしょうか。

そこで、卓球の競技の進め方やポイントの数え方などを、今一度ここで整理してみたいと思います。

*「ラケット」について

先ず、卓球台はもちろんのこと、ラケットとボールが無ければ卓球のゲームは始められません。

ラケットには、大まかに区別すると「シェイクハンド」用、「ペンホルダー」用の2種類があり、ラケットを握るスタイルなどに合わせて選びます。

但し、使用可能なラケットには様々な規定があるのも事実で、以下に記します。

先ず、大きさを制限する規定はありませんが、「ラケット(を形成する)素材の85%以上が天然木である」必要があります。

つまり、天然木とグラスファイバーその他の樹脂などを貼り合せたラケットの使用は可能であり、素材の85%以上が天然木材で構成されていれば使用が認められます。

ラケット面に貼って使用できるラバーの色は、「明るい赤色」と「黒」のみで、片面のみラバーを貼る場合は、残りの面を異なる色に着色しなければなりません。

また、ラケット面に貼るラバーの厚さは4mm以下である必要があります。

この点、厳密にいうと、たとえ0.1mmでも厚いものは規定違反になります。

卓球のラバーは、単に1枚のゴム板というわけでもなく、概ねスポンジ系のクッション素材とゴム素材が貼り合わせてあるシートで、表面側のゴム素材部分を「トップシート(ラバーシート)」と呼んでいます。

トップシート部分にも厚さ規定があり、2mm以下でなければなりません。

更に、これらのラバーとラケットとの接着については、水溶性接着剤、接着シート、固形接着剤のみが使用可能です。

また、ラバーの未接着やはがれ、部分的な欠損(大きく目立つ)がある場合には規定違反の対象となります。

昨今、国内や国際大会で使用可能なラバーについて、国際卓球連盟(ITTFA)公認のラバーであれば、日本卓球協会(JTTFA)公認のラバーでなくとも国内大会での使用が許可されており、無論、国際大会ではITTFA公認のラバーであることが条件となっています。

*「ボール」にも規定がある?

卓球で使用するボールにも規定があります。

通常は、直径40mmのものを使用しますが、「ラージボール」と呼ばれる直系44mmのボールを使用して行う大会などもあります。

また、公式戦で使用されるボールについては、「☆」印が3つプリントされている俗に、「スリースター」と呼ばれるボールが使用されます。

その他、練習用などでは「☆」印が1つや2つのものを使用することがありますが、トレーニング用のボールを使用するのが一般的かもしれません。

因みに、卓球用品メーカー毎にボールの質感には差異があるようで、繊細なフィーリングに拘るプレイヤーには打つ時の感触も異なると云われています。

*ゲームを始める前に

実際のゲームを始める前に、これだけには気をつけたい基本ルールやマナーについて以下に列挙します。

  • 公式戦では、ゲーム開始前にお互いの使用するラケット確認を行います。
  • プレイ中に卓球台を動かしてしまうと相手側にポイント。
  • ラケットを握る手の部分(手首より先)以外の身体にボールが触れると相手側にポイント。
  • 2度打ち以上すると相手側にポイント。
  • プレイ中にラケットを投げると、その時点で相手側にポイント。
  • プレイ中は、卓球台に手を触れたり、身体の一部が触れたりすると相手側にポイント。
  • サーブやラリーで返球したボールが、卓球台のコーナー(角部分)ではなく、側面部分に当たると相手側にポイント。
  • 反則行為ではないが、返球(レシーブ)したボールがネットに触れて相手側コートに入った場合は、イレギュラーなプレイとして「ごめんなさい。」等の言葉や合図などで相手に詫びておく。

*「サーブ」

「サーブ」を打つ(「サービス」する)ことからゲームが始まりますが、これにも一定のルールがあります。

卓球のサービスは、テニスの場合とは異なって、1回のサーブ権で1球目を失敗しても2球目のサービスができるというものではなく、サービス1球毎にどちらかのポイントとなるシステムです。

そこで、審判の注意や指導での改善が見られなかった場合には反則行為とみなされる場合もあり、守るべき点を以下に列挙してみます。

  • サービスは各2本ずつの交代で行う。
  • ボールを卓球台の下側から投げ上げ(トス)たり、ユニフォームや身体の陰になるような位置からトスしてサーブしない。
  • トスをする際は、上に向けて手のひらを開く。
  • トスする際は、概ね真上方向に、およそ16cm以上の高さに投げ上げる。
  • トスしたボールの降下中にボールを打つ。
  • 卓球台の外側からサービスする。
  • あまりに程度を超えた大きな音を立ててサービスしない。
  • トスしたボールを打って、先ずは自分側コートにワンバウンドさせてから相手側コートに入れる(バウンドさせる)。

*「シングルス」と「ダブルス」

卓球にもテニス同様に、1対1でプレイする「シングルス」と、2対2でプレイする「ダブルス」があります。

特に、ダブルスでのプレイの場合は、「プレイヤーは交互に打つ」ことが基本となります。

そこで、以下にその他のシングルスと異なる点や注意点を列挙します。

・サービスは、ネットに向かって右半面側から、レシーバー側の向かって左側(レシーバーからはネットに向かって右側)へ対角線上に打つ。

・サービス後のラリー中は、プレイヤー交互に打つ。

・サービス権が移ると、レシーバーだったプレイヤーがサーブを行うと共に、サービスしていなかったプレイヤーがレシーバーとなる。

・次のゲームに移る際は、前ゲームでレシーバーだった側がサーブ権を有する。この際に、サーバーがどの選手となっても良いが、レシーバーは、全ゲームの組み合わせと異なる必要がある。

*ゲームを始めてみる

テニス同様、卓球でも試合のことを「マッチ」と呼びます。

卓球のマッチは、5ゲームマッチ(3ゲーム先取で勝利)か7ゲームマッチ(5ゲーム先取で勝利)のどちらかで行われます。

じゃんけんなどでサーブ権やコートを決めてゲームをスタートします。

卓球の1ゲームは、2ポイントの差をつけての11ポイント先取制で、10対10となった場合は、「デュース」(後述します)となり、以降に2ポイントの差がつくまで際限なくプレイを続行してゆきます。

各2本ずつ、前述のサービスでのルールを守りながらゲームを行ってゆきます。

また、サービスしたボールがネットに掛かってレシーバー側コートに入った場合(「レット」という)は、サービスのやり直りとなります。

更に、レシーバーは、サービスされてサーバー側コートでワンバウンドしたボールを自らのコートにワンバウンドする以前に打ち返す(ボレー)ことは反則となり、相手側ポイントとなるので注意が必要です。

因みに、打ったボール(サービスした場合も含む)が、相手コートの卓球台コーナー部分(角部分)に当った場合はポイントとなりますが、イレギュラーなプレイとして「ごめんなさい。」等の言葉や合図などで相手に詫びておくのが良いでしょう。

*「デュース」

「デュース」とは、ゲーム中のポイントが10対10となった場合(および、それ以降の平行ポイント状態)を指します。

通常、2本ずつのサービスを交互に行いながら試合を進めますが、デュースとなって以降は1本ずつのサービスになります。

デュースとなって以降は2ポイントの差がつくまで時間やポイントの上限はありません。中にはデュースとなって以降、何十分間もゲームが続くという場合もあります。

*「チェンジエンド」

ゲームが終わると、次のゲームに移るには「チェンジエンド」をします。

つまり、コートチェンジをしてから次のゲームを始めます。

また、フルゲーム(最終ゲーム。例えば、5ゲームマッチの5ゲーム目など。)になった場合は、どちらかが5ポイントとなった時点でチェンジエンドをします。

*その他

どんなスポーツでも、ゲームが白熱したり勝ちたい意識が高ぶると、大きなガッツポーズをしたくなるものですが、卓球の場合では、相手を威嚇したり、挑発したりするとみなされるガッツポーズはマナー違反になります。

また、先のリオ・デ・ジャネイロ五輪では、女子の試合中に石川佳純選手に対して与えられたペナルティーの前例がありますが、公式戦では、プレイ中にベンチから指示やアドバイスをするとマナー違反になります。

以上が、卓球の基本ルールやマナー、ポイントの数え方です。

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