数え方の単位にはたくさんの種類があり、どれを使ったらいいかわからないということもあるでしょう。まずは使い方の「基本中の基本」をマスターしましょう。
人間の数え方
◎人間・・・人(にん)、名(めい)
一般的には「人(にん)」と数えます。「家族は5人です」「この自動車は4人乗りです」。
「名(めい)」という数え方は、「お客様は10名です」などサービス業の店員さんなどが丁寧に言うときに使われます。
動物の数え方
◎動物一般・・・匹(ひき)
ふつう動物を数えるときは、原則として「匹(ひき)」を使います。
- 大型の動物・・・匹(ひき)、頭(とう)
ゾウ、クジラなど大きな動物を数えるときは、「匹」のほかに「頭」を使うこともあります。 - 魚類・・・匹(ひき)、尾(び)、本(ほん)
- 昆虫類・・・匹(ひき)
蝶は、慣用的に「頭(とう)」とも数えます。 - 鳥類・・・羽(わ)
小型の鳥(小鳥)は「匹(ひき)」を使うことがあります。 - 貝類・・・個(こ)
ホタテなどの平たい貝は「枚(まい)」とも数えます。
物品・物体の数え方
- 一般的なもの・・・個(こ)
ふつう、形のあるものを数えるときは、原則として「個(こ)」を使います。 - 粒状のもの・・・粒(つぶ)
米・麦・真珠・錠剤・涙など、とても小さいものを数えるときにつきます。 - 長いもの・・・本(ほん)
電信柱、物干し竿、ネクタイ、傘、煙突、長ネギ、ゴボウなど、形の長いものを数えるときに使います。 - 平面的なもの・・・枚(まい)、面(めん)
地図、すずり、鏡、黒板など平らなものを数えるときに使います。 - 束ねたもの・・・把(わ)、束(たば)
「ほうれんそう一把」「稲10把」など、「把」は片手でつかめる程度のものから両手で抱えるものまで、大きさに関係なく使う数え方です。 - 連なったもの・・・連(れん)
真珠のネックレス。数珠、竹やわらでつないで干したイワシなどを数えるときに使います。 - 道具類・・・丁(ちょう)、本(ほん)
包丁、くわ、ハサミなどおもに手に持って使う道具を数えるときに使います。 - 機械・器具・・・台(だい)
テレビ、パソコンなど機械や器具を数えるときに使います。 - 固定したもの・施設・・・基(き)
塔、ガスタンク、原子炉など定まった場所に作られていて動かない建造物などを数えるときに使います。